やねうらねこのお気に入りの歌一覧
紫苑
独居の天使のあらば地を巡りさびしきひとの涙ぬぐへよ
18
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卯月
いつの日か世界の広さを知るだらう君に購ふ初めての靴
22
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林ユキ
本当の言葉も嘘ものみこんで泡立つ花はただ風のなか
24
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まるたまる
父の事愛することは裏切りと妹が言う心が裂ける
12
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羽
あとがきにしるす思いとしるさずにしずむ思いをなみ縫いにする
22
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まるたまる
捨てたのに忘れられない恋人が詩人の胸に爪跡立てる
19
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林ユキ
はらはらと草の実木の実散る夜のツキノワグマの静かな眠り
12
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紫苑
木犀の雌木と離りし過去を雄木は語らずただ香りけり
12
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まるたまる
言い訳を聞きたくないから追求もしないあなたの小さな嘘とか
16
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羽
天上に浮かぶ小さなてのひらが金木犀の香を撒いている
19
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卯月
金色の稲が頭を垂れるころ青き衣の少女を探す
6
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卯月
帰り道刈田に遠く日が暮れてああもうすぐだ冬が来るのは
3
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山本克夫
カンボジアからの留学生のこの街の足の下には憎しみがない
9
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山本克夫
やすっぽいビニール傘はなげすてて いま からだじゅうできく雨音
62
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価格未定
欠陥も汚れも傷も見せてみろ全部お前だ引き受けてやる
27
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価格未定
心臓の五分の四が行方不明 何もできないまま二度寝する
6
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価格未定
風船が最近悪い友達とつるんでるから叱ってやった
4
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紫苑
肩口に月光しろく兆すとき顔なきひとのかひな容れてむ
12
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卯月
「歩くならここでいいよ」と口ずさみ私は未だ大人になれぬ
8
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紫苑
すずかけの梢にあそぶ秋の陽にかそけき十二音階わたる
23
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