水中あやめのお気に入りの歌一覧
小林道憲
両岸に桜並木は連なりて 逆さの影のさざ波に揺れ
16
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小林道憲
つぎつぎと春巡りきて花は咲く 愁いの人を知ることもなく
16
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桜園
すきとほるやうな桜はなびらに亡母のやさしさふと思いだす
16
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桜園
亡き母の命日であるけふの日に母の好みしぼた餅そなふ
16
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夢士
桜花一夜の雨に散り撒ひて庭石に在り朝陽にひかる
13
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へし切
切ないと君がしくしく泣いたよな桜雨降る街を彷徨ふ
23
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粕春大君
春風のわたる空べにみだるるは去年のなごりのゆきとみる花
17
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美苗
逢うことを 昨日も今日も恋い焦がれ 叶わぬ恋と はかなくぞ散る
6
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桜園
休み田をうめつくして咲く菜の花の春のにおいに顔をうずめる
21
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詠み人知らず
キツツキのつくる振動庭わたる春の訪れ疑いもなく
18
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みやこうまし
木蓮の花の命の短かさよ 雨よ汚すな白きその肌
22
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みやこうまし
春嵐の荒れる音聞き気に掛かける 散るや散らずや木蓮の花
21
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みやこうまし
春ふかみ山茶花ふけて木の陰の枯生に散らす萎えしはなびら
12
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聴雨
耐へ忍ぶ風の中にもひとひらの花と見まがふ春の雪かな
17
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河のほとり
人ははかなその魂のゆくすゑを風のこたへぬ空のはるけさ
15
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夢士
ほろ苦き春の香りや蕗の薹一人寂しく杯を重ねむ
19
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河のほとり
梅の花昔忘れぬ香ばかりにながめ暮らせる春の宿かな
8
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河のほとり
深山にも花に果つべき命にはこれより帰るつらき世もなし
9
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へし切
虚しきは三年経つも仮の宿時は止まりてあの日のままに
23
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聴雨
穏やかなけふの入り日に掌を合はす白木蓮の蕾やはらか
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