源朝臣友信のお気に入りの歌一覧
紫苑
携帯をはしと閉ぢつつ裁ちばさみ刃の合う音をそに聞きをりぬ
8
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向日葵
産まぬ人あるいは産めぬ人として位置付けられて過ごす公園
27
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きりあ
ぐだぐだのこの日常を振り払いここに我有り短歌を詠え
22
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粕春大君
風を切り狩場に躍るはし鷹の舞ふ雪塵に傲然と立つ
21
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浅草大将
雪やみて清らに照れる野の月を花の舞かと眺め明かしつ
11
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山桃
夜半過ぎて赤き半月落ちゆく家の影黒々と深く眠れり
6
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庭鳥
底見る日無きとぞ思ふ涙川花は巡れど人は戻らじ
22
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山桃
生きてあるその豊かさを知らざりし歌詠むまでの我が地平線
18
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光源氏
あめつちは真白き色にうつりゆきこの世のほかの明るさとなる
25
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紫苑
水底に抱き合ふ腕のひとつありてどこまで蒼き冬のみづうみ
38
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山桃
朝ぼらけ雉子鳩数羽飛び立てば埋めし骸のひとつありしこと
9
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粕春大君
子をおもふ心は同じ小野つ鳥雉子鳴くなりもゆる春陽に
15
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浅草大将
青ざめし死に抗ふやその薔薇に消えぬ命の色はくれなゐ
36
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紫苑
驟り雨せみさえ黙すそのときに囁きたまえ我が耳もとで
92
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粕春大君
風に舞ふ花ふる里の梅が枝に春まつひとの思ひ咲きける
23
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浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
125
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山桃
夕燒けにしづく落として消さむとて身を折りたたむ上弦の月
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