芳立のお気に入りの歌一覧
リンダ
占いの迷惑メールの「けいすけ」がタメ語になるまで根気よく待つ
10
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紫苑
くれなゐに夜をけはひて月読みのひとよの妻と呼ばれぬ花は
21
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浅草大将
から風にいかで靡かむあめりかのたまも凌ぎてこしの民草
5
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浅草大将
やくも立つ出雲やへがき隈もなく照らす光の高まどゆ降る
10
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浅草大将
その影のなど薄れゆくみあかしをすめら御民のふし拝みつつ
5
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只野ハル
点滴と採尿バッグの間にフィルターのように横たわる父
6
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庭鳥
露知らぬ君を探して自らの地平に向かう流浪の果てに
5
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詠み人知らず
甘やかな星が降るのを待っている蒼い小部屋に鍵もかけずに
25
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詠み人知らず
うたのわの利用規約に違反した投稿もしや俺のことかい
7
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あき
ネモフィラの丘をジグザグ登ったらうっかり空を歩いてました
33
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河のほとり
五月雨に濡れたる袖と人や見むあやめも知らぬ心なれども
11
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すてじ
明日逝く人のごとくにゆっくりとゆっくりと河原町を歩めり
8
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すばる
売店の熱くて苦いコーヒーを並んで飲んだうす曇の日
11
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詠み人知らず
誰もなき彼方へおいでおいでする母の瞳にうつる幸魂
10
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まるたまる
何回も見知らぬ人の名を書いてペン字練習二十五日目
13
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まるたまる
「年上の女が好き」という声に耳そばだてて乗り越す電車
13
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浅草大将
一つまたひとつとかざすともしびのあかし人こそ船を導け
9
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光源氏
鴨川の夢のとぼそを開けたれば花はくれなゐ柳はみどり
16
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紫苑
白墨を置きたる指の影ふかし日の暮れがたの最終講義
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てきと杉立
お化粧をやっと覚えた小手毬のパフに乗せるは初めの蜜蜂
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