杏子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
離したくなくて力を込めすぎて壊してそこに残った孤独
7
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虹雲
黒人ママの乳房垂るごと密林の木漏れ日のなかカカオ実れる
4
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虹雲
生れてくる清浄の虚空雨に濡れ柿の若葉の生誕のとき
8
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詠み人知らず
歌詠みてやうやく分かるべくなりぬ深き心のひだのことなど
31
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詠み人知らず
青草の中の蒲公英の花呼ぶか櫻の花びらつぎつぎと落つ
10
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詠み人知らず
重なりて朽つるを待つか山茶花の日に日に土の色となりゆく
68
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銀ねず
花びらは今し腐れるこの春も半ばは過ぎて日常となる
6
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キタハラ
嫌いにはならない きみに幸福をもらったことは嘘じゃないから
7
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キタハラ
もう一度手を繋ぐ日がくるならば なんてね、 笑う 自転車をこぐ
6
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ゆら
ゆつくりと奈落に墮ちていくやうな心地良さするお前と狂ふ
10
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篠原
一人では 生きてゆけぬと 知りながら孤独を選ぶ 臆病な君
7
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浅草大将
言の葉の散る一枚も目に見えで花も実もなきうたたねの夢
15
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紫苑
窓はじく指遠ざかり雨の手がさくら擲つ音あるかなきかに
16
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詠み人知らず
野の花でお料理 好きな君にだけ一本お花が多いままごと
10
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詠み人知らず
この春のお祝いみたいに咲き誇るくす玉みたいな八重桜たち
5
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詠み人知らず
貴方への想いは蕾の白薔薇に預けておくよ咲く頃見てね
9
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螢子
開かずの間押し込まれてる物たちは君と暮らせる出番待ちをり
7
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只野ハル
昼酒の酔わぬつもりの深酒の花見の後の迷い道かな
17
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庭鳥
雷鳴に追い立てられたタクシーがのろのろ通るオールド・バザール
5
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香魚子
春の日に気がふれたきりもう二度と戻らなかったわたしの恋は
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