杏子のお気に入りの歌一覧
紫苑
おのれより背高き子の手を曳ける父の白髪を風な乱しそ
8
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たんぽぽすずめ。
返事無い恋文はもう送らずに大根役者を辞めてしまおう
7
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たんぽぽすずめ。
どうせなら崩れるぐらい煮込まれて別れたいよな大根だって
19
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恣翁
咲き初めし 小さき花を 愛により 連理の枝に 永久に擴げよ
30
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揚巻
どれほどの思ひを梶に焚きつけてこがれば君の岸へ着くらむ
8
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たんぽぽすずめ。
字足らずと字余り果てず重く詠む不協和音に心乱れり
9
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ケンイチ
濡れた身を大きく広げ伸びをして枯れ木も無口に春を讃える
11
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まるたまる
こころなどどこかにおいてきちゃいなよそんなのなくても夕陽はきれい
16
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小夜子
学び舎に別れを告げるその日には君への想いも置いてゆきたい
7
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ほたる
恋人が一歩退く心地して桜を仰ぎ一歩踏み出せ
4
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ころすけ
日曜は朝陽を受ける テーブルにまあるく白い皿は並んで
14
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たんぽぽすずめ。
説明をし過ぎて告げる言の葉を言えずに見上ぐ桜が散りむ
6
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たんぽぽすずめ。
どこかしこ耳を寄せれば特別なしじまに溢るる君の心音
19
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たんぽぽすずめ。
(歌詠みは格好良いよを)ぶち壊し我が身を晒す勇気が欲しい
11
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東娘
友人としての会話が尽きたのち線香花火の火玉が落ちる
80
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ふきのとう
久々に友と会える日華やいでマニュキァなんぞ塗ってみたりして
3
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ふきのとう
三日遅れで友の訃報聞きおりて交わした言葉浮かびては消える
2
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ふきのとう
冴え返る弥生の雪に水仙はふるえつつ匂香かもしだしおり
6
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ふきのとう
パソコンで友と語るる時過ごし一期一会の糸たぐりよせる
3
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悠々
土手に咲くわずかばかりの菜の花を耳寒き日に飽かず見ていし
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