杏子のお気に入りの歌一覧
ころすけ
夕暮れになれば雀は大挙して老木ゆらす 民衆のごと
10
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悠々
不況風に銀座のスズメ飛び去りて夜のカラスの大合唱か
13
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螢子
風に乗り花のかほりの継がれゆく蝋梅白梅沈丁花へと
13
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詠み人知らず
菜の花の湯がき具合が上手くなり乙女は羽化して妻になる春
8
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詠み人知らず
教室に錆び付いた色の懺悔など捨てて出て行け! あばよ、天使ら!
8
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詠み人知らず
薄物の白から透ける情火でも表向きには春らし薄紅
9
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詠み人知らず
亡き父母に何か告げたき思ひしてゆく墓の道咲く彼岸花
7
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詠み人知らず
うたのわで出會ひし方はだれもみな見えない絲でつながりてをり
18
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清次郎
いただいた生ハム冷凍庫に仕舞う 上手な恋など出来ないのです
7
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ころすけ
思い出のように居座る捨てきれぬワインの瓶はあの夜のこと
13
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薫智
桜咲く散る儚さを兼ね備えその生き様が胸をうつのか
11
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詠み人知らず
香水瓶一本分の官能を記憶している鏡台の隅
23
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紫苑
きれぎれのいのりのうちにはてなしとおもふるよるもいつかあけゆく
11
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紫苑
むらさきの切子の瓶を日に透かしリラのかをりに巴里を偲びぬ
18
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千紘
もの思い心の揺らぎ受け切れず気づけば頬を涙流れむ
13
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村木美月
午前五時寂しがり屋の月がまだ朝日拒んで泣いてるようだ
10
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紫苑
黄泉はなにゆえ黄ならむや黄砂飛びなべてをつつむ彼岸中日
8
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ケンイチ
温かな雨に濡らされ雪野原まだら模様の春の分かれ目
12
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紫苑
金糸銀糸ふくら雀の華やぎぬ和洋のいろの染むる袂に
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紫苑
永遠にひとも列車も来ぬごとくただ日差しあり無人の駅舎
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