恣翁のお気に入りの歌一覧
小林道憲
哀しみの心ほぐれぬ夕暮れを帰る川辺に散る桜花
8
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ななかまど
千年の歳月という感傷を抱いて咲きたる滝桜かな
18
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うすべに
山藤のかすみのかげの新緑の 色もあらたにふるさとの山
12
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恵雪
一日の家事終へし後 刺し子布巾縫ひて心を整へてをり
7
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こいしかる
「幸せを掴む」と君が伸ばす手を桜がひらひら嘲笑っていく
5
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海野 冬雪
夕暮れに嬰児は抱かれ連れださる 花を愛でるは母だけなのに
1
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恵雪
長き翅たたみ我が胸着地する天道虫の丸さ愛らし
13
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夢花火
花道を 闊歩する背を 追いかけて 春の日和に 恋路任せて
3
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なりあきら
いつか来た 岬に咲いた 花を見た 夏の始めの あの山吹の花
3
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只野ハル
昨晩の酒席の君の面影も朧に霞む憂鬱な朝
3
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千映2
花びらの舞う下で食むおにぎりの美味しと老女三人笑顔
8
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まほろ
桜咲く日々の終わりが惜しまれて遠回りする 風がやさしい
9
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海野 冬雪
ポパパポン ヤマガサクヨ パポポポン ポパポポパポパパパポパポポン
1
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海野 冬雪
たそがれの桜に集う家族かな 妻は夫に明日の仕事問う
2
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舞
水面へと落とす小石のさざ波の古き恋などふと思う時
10
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横井 信
山寺の祭りを告げる春風に八重の桜のふわりと揺れる
19
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仙人の弟子
葉桜の 清々しさよ 木漏れ日の 淡い光に 緑まぶしく
6
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恵雪
初夏の陽にルビー散りばめられるごと躑躅のつぼみ輝きてをり
6
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高松 蓮
制服の 袖余らせた 男子らの 伸びゆく姿 思う春の日
9
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芳立
焼け跡のバラック街の桜こそ忘れはせねと嫗かたれり
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