山桃のお気に入りの歌一覧
悠々
過ぎ去りし慘禍の濱に佇めば海鳴り遠く同胞(はらから)の聲
17
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河のほとり
大空の清けきままに光りつつ軒より落つる雪の玉水
11
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三沢左右
小さき君 水の緒の辰を手に掬び 小さき喉に呑み滑らせき
10
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ひの
なんとなく見える所に置かれてる余白のような君の沈黙
5
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河のほとり
幻の花の昔はほの見えて跡なきまでに雪のふるさと
20
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芳立
あしがらの柄にもないと言ひさうな君に隠してゐた智恵子抄
9
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ゆうくん
冬銀河 星のなづなが 咲く道に いま凍て星の 蝶が羽ばたく
2
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ゆうくん
せりなずな 春を迎える 喜びを 音に感じる 七草の朝
7
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みやこうまし
鳩すう羽南に向きて首たてる春をきくかな南の風に
6
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薫智
ほんのりと君の素肌を際だたすわずかに白いベビーパウダー
7
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紫苑
背に触るる指の傷は幻かひと日を終ふファスナーを上ぐ
9
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葵の助
僕たちは失敗したねサイダーの気泡の中に夏閉じ込めて
12
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七色コイン
おもらしをしたこと今も憶えてる 父の隣で夢を見てた日
5
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usiniqu
あの冬 助けていただいた力士です 襖の奥で 塩塩塩塩
4
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銀
宇宙の銀河の惑星の地球の日本の塵みたいな お前のショートケーキ
2
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まるえふ
繰り返し繰り返し僕は言い聞かす淋しいけれど仕方ない事
15
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七色コイン
俺のためこんなに泣いてくれたから、少女のきみに翼をあげる。
7
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悠々
恥知らずよと吾(あ)を罵りし父逝きて本氣の怒り呉れる者無し
17
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猿ノ丞狂介
金を無み梅がかをりに腹干つつ草の枕にけふもゴロ寝む
5
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浅草大将
蕾なるままで散りゆく心ざし一つ浮かべてさけと呑み干す
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