粕春大君のお気に入りの歌一覧
桜園
さくら散る深いさみしさ耐えきれずさくら追いかけ北までいきぬ
15
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紫苑
吉祥の文えがかれし袂よりくがねの蝶のいま飛びたちぬ
4
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聴雨
万感のいろを湛へて咲く花の風にこぼるるひとひらの白
9
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浅草大将
すみ染に咲くをむかしの夢に見てけさの愁ひはふか草の花
18
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芳立
祖父らの世より伝へのいさなとり海しらぬ者なにさわぐらむ
6
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桜園
舟にのるわれをこっそり写しいし友の写真を見るに笑える
8
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まぽりん
道せばみ傘傾ぎあふ花冷えの雨やはらかにかすむ面影
32
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リンダ
怒るひと絶句する人さまざまで冷静なのは向かいの四十路
2
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芳立
たれの目もはばかりはせぬ菜の花にふりそそぎたる夜の雨かな
3
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河のほとり
いづ方に行き暮れよとかみ山路にしるべと思ひし花のにほひは
4
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桜園
梅終わり桜さきそむ春の庭日本の四季は美しからまし
10
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紫苑
鏡なす水面にかほを背けつつ群れより離るか側湾の蝶
6
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恣翁
輝ける銀河斜めに 友送る思ひや尽きぬ 此の杯のごと
21
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紫苑
真夜ふかく静寂の我をつつむとき影の谷間のとほからず見ゆ
11
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ほの香
現実に引き戻される吾妻橋春雨に濡れ花影待ちぬ
15
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リンダ
暖かな日射しを受けて純毛の猫を洗って春を迎える
3
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浅草大将
入あひの鐘の響きをかすか野に聞けば梅の香あは雪ぞ降る
10
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浅草大将
今よひこそ恋をいるさの山かげになほ隠れつつ弓はりの月
8
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へし切
穏やかに今日を過ごせばそれで良し笑顔があれば尚のこと良し
27
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へし切
南風荒れ惑ふれば興もなく止み静まれば黄砂吹きくる
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