光源氏のお気に入りの歌一覧
うすべに
気まぐれな蜜吸う蝶にうすべにの 吐息せつなく花ひらく夜
10
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滝川昌之
嬰児(みどりご)と木々の新芽に喩えれば芽に降る雨は産湯のごとし
27
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灰色猫
この手では届かなかった風でした踊り舞い散る桜色の恋
22
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幸子
息づかい体温のある君なのだにわかにリズム帯びる偶像
16
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コタロー
花筏池の岸邊に浮ゐてゐる細波に乘り少し搖蕩ふ
13
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コタロー
しとど降る雨の小徑に入りたれば濡るる櫻に初音聞くなり
12
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青き銀椀
しらさぎの子歩む小川ぬくもれる流れ受けつつ止める脚かな
13
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KEN
咲き誇る 櫻にすがる 淡雪の たまゆらの白 肩に幾粒
18
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蔓葵
さくら散る木々にしら雪降る今朝はいかに吹くらむ花の下風
19
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まぽりん
継ぎ紙に今日も流るる恋がたり書きつたへたる水茎の跡
37
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恣翁
闇ながら 夜の色しも春めきて ほろ酔ひ顔を 風撫づるかも
21
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磯山武士
湧き出ずる井戸の水音耳にして入る宮居に寒椿咲く
7
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水中あやめ
浜千鳥跡にもしるき物思ひ今は消えなむ波のまにまに
23
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河のほとり
花はただかなしく散るをながめましまためぐらざる春にありせば
20
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松本直哉
園児らの「如来大悲の恩徳は」こゑをさなくもうたひけるかな
3
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月虹
人生はかくも切ない事ばかり夜は孤独の色をしている
72
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KEN
野邊遊ぶ 良寛樣を 偲ぶにや 埋む鉢の子 菫咲かせて
19
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コタロー
今年又櫻並木のトンネルを潛る喜び歌にて託す
15
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へし切
この春もおなじ昔の花さくら君なきあとにいかで見るらむ
25
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横井 信
また一つ雨にうたれて散る桜 眺めて今日も列車に揺れる
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