御崎 耕のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
降るほどに濁る川瀬を行く笹へ焦がれて願ふそのままの君
36
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浅草大将
願はくば吾子にしもあれ蝋燭を愛する人と灯すその日よ
22
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浅草大将
未練なき職にしあれば契約の打ち切り聞きて心うごかず
27
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浅草大将
もの思ふ秋の一日もくれはとりあやまち多き身には短く
26
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浅草大将
踏み出せば傘貸す人もなき道に雨冷たくも望むところぞ
30
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浅草大将
我もまた心病みせば聞きうるや妻が知るてふ雲うごく音
36
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浅草大将
数知れぬ人のなみだのあふれてはほしもあへざり雨の七夕
38
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浅草大将
だれもみな同じ校舎で学びつつ違う窓から空を見ていた
54
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浅草大将
その昔の国やぶれたる夏の日も山かはありて乙女遊べり
42
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紫苑
「君はなぜ眼を詠みたがる」ことのはに霊やどるてふひとの問ひにき
35
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紫苑
既知外と叫ぶ老女の歩み去り路地は夏陽に影をうしなふ
19
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紫苑
ねぇといふかたちにひらく唇にふくむ山桜桃ほどの恋情
23
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紫苑
残照をおくりてしばしゆるされぬさざめきに染む蒼きおとがひ
17
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紫苑
迷ひ道落とす小石のひかり消ゆをとめにあらずをんなになれず
15
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紫苑
携帯の声くぐもりて真夜中の雨はふたつの町をむすべり
31
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紫苑
しとと降る雨ともにせし君はけふ花ひともとを文に添へ来ぬ
20
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羽
鳳仙花はじける種子のあかるさで君が笑ってくれたのだから
27
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羽
春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ
34
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粕春大君
秋の色の至らぬと見ゆ山の辺の道しろたへに野菊咲くらむ
23
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粕春大君
才人失意去歌壇、折柳旻天雁影単。不想今晨別離日、琵琶拭涙為君弾。
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