御崎 耕のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
おきまよふ霊魂なるらんかなしみは春に消ぬべき雪ならなくに
28
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浅草大将
ひさかたの月のひかりに一すぢの望みを誰かみやぎ野の空
26
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トーヤ
何度目の「ただいま」だろうこの場所に伝える人のいる嬉しさが
14
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蜻
此処に居るわたしはわたしの在る場処でわたしのうたをうたうしかない
11
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光源氏
雪冷えと飢えと余震に苛まれ身を寄す子らの姿かなしき
18
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氷魚
繋がったメールがひとつの答えです「無事だよ」無事で居続けていて
21
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浅草大将
如何でかは逃るる道や人にある大地の震ふと天さとすとも
18
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詠み人知らず
今はやや平穏にあるわが眠りまだ休みなき人に分けましを
17
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垂々
立ち上がることしかできぬこの国に生まれてよかった 命握って
34
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光源氏
のぞむれど心はとげぬ春の夜かたぶく月に髪はみだるる
21
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垂々
勇気なら左手にある ただ僕は左利きじゃあないってだけで
33
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浅草大将
散りそめし枝垂の梅を惜しむかに花を添へたる春のあわ雪
34
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粕春大君
むら雲の月をし隠す春の夜は柴のいほりも梅が香ぞする
27
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詠み人知らず
春風に空のゆくへをたづねても戻らぬものの名のみささやく
54
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さとうはな
恋文で飛行機を折り、飛ばす窓 泣きそうだけど 恋では、ないんだ
18
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紫苑
厨辺のましろき湯気に閉ざされて妻たる我よ盲目であれ
16
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浅草大将
言霊のおのづと響く声あればゆひらもよけれ雪の一ひら
20
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垂々
きえていくものはきれいね うそつきが吐いたタバコの煙のわっか
37
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まるたまる
雨よりも白く静かに強かに胸に溢れる水になる雪
23
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聴雨
老梅は流るるごとく咲きこぼれ月にたなびく春霞かな
17
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