林ユキのお気に入りの歌一覧
夏嶋 真子
ベランダでセージを摘めば夕暮れを背負ったきみが家路を急ぐ
14
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夏嶋 真子
南極星瞬くリズムに親和する氷の海の鯨のさへずり
13
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悠々
ゆきほたる仄ないのち燃やし翔ぶゆくへさだめぬけふの戀空
27
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羽
まぼろしの銀糸のような冬の道こごえる指は窓にとけこむ
13
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水島寒月
冬空にさし渡したる竿に干せるそら豆のごと君のくつ下
4
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只野ハル
顔を洗ったか三輪さん拝んだか何度も尋ね何度も応え
7
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浅草大将
粥に煮て食む七草のさみどりに雪間の春のはつか匂へる
28
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さとうはな
菜の花を積んだ自転車 三月のみどりのみちを切り開いてく
17
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詠み人知らず
澄みわたる正月三日庭の梅凛々としてふたつひらきぬ
12
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銀
すこやかにブラームスを吸い込みし稚児は眠りてはつはるへゆく
13
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まるたまる
ストーブの薬缶パチパチ音を立てしずかに過ぎる年越しの夜
21
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きりあ
赤い実に降りつむ雪の冷たさを誰に知らせる小夜啼鳥よ
10
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山本克夫
空色の鞄は遠い夏の日を詰めていたこと忘れてしまう
4
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お菓子
冷たさが清々しい午後真っ青な参考書とのさめざめ微分
7
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お菓子
星月夜ふくろう探し聴く音は夜を忘れるエレクトロニカ
10
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山本克夫
燃え上がる湖のほとりひとり漆黒のセーターの毛玉ひっぱる
7
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ライテウ
はつゆきはやさしく降って銀色のナイフどこかに隠してしまえ
4
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お菓子
「る」のくるんってしたところたのしくてずっと書いてるるるるるるるる
4
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さとうはな
銀色のくつをおろした二月の夜 菜の花の丘にわたしをさらって
5
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浅草大将
冬こもり春待つ文をかき起こす人の心に消えぬうづみ火
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