林ユキのお気に入りの歌一覧
聴雨
春ごろも裾に纏ひて里山は淡きいのちを懐に抱く
9
もっと見る
卯月
泥の中から咲く蓮の花のやうに明日へ開く卒業証書
8
もっと見る
芳立
風評にまどへるままに選りわけて食らふ野菜の残留農薬
14
もっと見る
山桃
風評のわざわい起こす加害者になりたくはなしほうれん草買う
10
もっと見る
志慧
願いごと無しの喫煙席だからマクドナルドに置きざりの鶴
5
もっと見る
ことり
待つことのつねにさびしく日だまりにただ一鉢の桜草置く
33
もっと見る
山本克夫
わたしから伝えることを絵葉書の森の緑に挟んでおきます
4
もっと見る
(鈴木)
冬の日は寒くて光ばかり踏む 強くなくっちゃ生きていけない
6
もっと見る
水上基
読経を奏でてホームへ滑り込む列車に浮かぶ天上の青
4
もっと見る
庭鳥
上野まで無言で歩く人々にしみじみ香る沈丁花かな
24
もっと見る
まるたまる
何回も君のメールを読み返す待ち侘びた「家族全員無事」
17
もっと見る
北の民
妻と子が生きててくれて良かったと繋ぐメールをかみしめていた
16
もっと見る
風橋 平
あんなにも日があかあかとのぼる海だれの命もかえらせはせず
19
もっと見る
みやた〜
再会はしろくひやしたうすはりのグラスのくちのふちきっかりに
6
もっと見る
悠々
唄わせてくれよ淋しい春だから 別れの春の君送る歌
23
もっと見る
きりあ
雨だつて何時かはきつと止みますからと泥水浴びて睡蓮が咲く
7
もっと見る
只野ハル
カメラに映らないところで一人で泣いている人のことを思う
14
もっと見る
卯月
幼子は今朝も元気に乳を飲みテレビはメルトダウンを告げる
6
もっと見る
御崎 耕
ぼくたちが生きてく真摯な「今」 君がいつか踏み出す「明日」の礎
14
もっと見る
天鈿女聖
もう一度相合傘したくって全員無事でありますように
6
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[51]