林ユキのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ばあちやんといつしよにゐたいと泣く孫を振り切り歸る夕燒け小燒け
13
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逢桜カイン
うっすらと滲む痛みは頬の色ゆるゆる流れる河のはじまり
2
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市川ありさ
俯いたままで名前を呼んだこと校舎の上の灰色の空
4
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只野ハル
入院の母に女性誌頼まれたレジの娘に理由を言わねば
2
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芳立
花も実も昨夜の氷雨もふりはらひただ冴えわたる空のいたさよ
15
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詠み人知らず
何時の世も彷徨う光果ても無し紫匂う花影寂し
5
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水島寒月
道のべに待つごとくやや傾ぎつつうすもも色にこすもす咲けり
4
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芳立
野山より冬を知ればやひさかたの空の羊は追はれゆくらむ
7
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きりあ
宵闇を切り裂いて行け銀狼よこの地にはもう安住はない
16
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聴雨
小春日も暮るれば冴ゆる月浮かぶいとしづかなる冬景色かな
9
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たちかわ
それぞれの胸底深くにある限り愛は正しいひかりでしたか
8
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新田瑛
あらわれるものはのこらずやっつけるたたかいのきずあとがきえない
3
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きりあ
瓦斯燈と運河と倉庫その闇に君を眠らせ頬寄せる月
19
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佐倉さき
空色の傘を広げる 私今日雨なんかには負けてられない
5
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佐倉さき
だんだんと風が冷たくなっていく私が一途になるのがわかる
10
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シュンイチ
「ポッキーの日なんだよ」って呟いたきみといっしょに各停に乗る
15
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水島寒月
ひとかけの氷砂糖のうす甘さ誰にか詫びを言はねばならず
3
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水島寒月
木のもとにちひさき猫の死にをれば枯れ葉のいろのゆふぐれとなる
4
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浅草大将
松風もあらしに変はる冬の夜は昔の月のひかりいづこに
9
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うにうに
無駄骨を集めて作った翼竜の背にまたがって辿る世界史
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