ありぎりすのお気に入りの歌一覧
村木美月
彷徨えば眠れぬ森にたどりつく真夜の孤独は悪夢のごとく
15
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村木美月
モノクロの君の笑顔を浮かばせて微笑みかえす十六夜の月
18
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林ユキ
いつの日か忘れた季節の少年の草笛不意にもの哀し秋
18
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リンダ
喉仏上下に動くさまだけで怒りのほどを確かめている
6
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浅草大将
天路には雲隠るとも世を照らす月は心の内にこそあれ
27
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林ユキ
紅き実をひらく石榴の一枝の苦しきこころ燃ゆる秋かな
49
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たんぽぽすずめ。
しあわせを求めて人は苦労した坂を忘れて また登り行く
10
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羽
満月の光にゆがむ闇のなか駈けだすものを抑えられない
23
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紫苑
秋しぐれ優しさよりもぬくもりを求むるひとあり朽月の逝く
13
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たんぽぽすずめ。
秋雨の朝の電車に乗せられて最後の蝉は 遠くヘ消ゆる
15
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リンダ
置き去りの傘がうつむき待っている握られ開く雨に濡れても
2
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リンダ
他国語が飛びかう医院の待合いは溶け込む空気やわらかくあり
7
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浅草大将
雨の中泣いた自分を褒めるため今日は買おうか空色の傘
16
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浅草大将
すすり泣く男の恥をさらしなのそばは二八の十六夜の月
28
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悠々
ヒト戀フハ樂シキモノカ悲シキカ世ニ戀ナクバ生キテ甲斐ナシ
9
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たんぽぽすずめ。
ちょっとづつ別れの声を空き瓶へ詰め込めるのも優しさだよな
25
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たんぽぽすずめ。
冷めた茶もうまいと思い真っ直ぐに失くした恋も喉へ過ぎてく
21
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リンダ
答えなどなくていいさと諭すよう校庭隅の白粉花咲く
8
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悠々
夏ノ恋トドメヲ刺サレ今朝ノ秋視界ハフイニモノクロトナル
23
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浅草大将
恋せずば秋更くるとも言の葉の色めく歌をいかに詠むべき
16
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