村木美月のお気に入りの歌一覧
里香
ああそうか わたしの初恋 終わってたんだ 名前付けずに傷もつけずに
9
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うすべに
湯にほてる肌をなでゆく風にきく 漁火ゆれる遠い潮騒
9
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滝川昌之
秘密基地 空き地の土管で見た夕陽 頬染める友 永遠(とわ)とした頃
20
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灰色猫
引き際がわからないから押してみた引いたら開く扉を押した
18
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うすべに
はかなくて 夏のなごりのさくら貝 壊れるものと知りつつ拾う
13
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詠み人知らず
朝冷えに堪えて一輪楚楚と咲く夏の名残りの朝顔小花
17
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秋日好
色残し衰微していく紫陽花に秋の夕日は接吻にも似て
13
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
22
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KEN
雨のあと 月冴えてなお 響くかな 秋の櫻葉 散らす露の音
14
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ななかまど
汚染土を重たきようにトラックは乗せてゆきたり核の憂いを
8
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普徳亭大崇
装いも 街も姿は 変われども 皇尊ぶ 心変わらじ
3
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夢士
太りゆく月の灯りや十日夜かかしも揃ひて感謝の宴
14
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秋日好
夕焼けの空にぽっかり半月と黒くそびえる教会の塔
13
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横井 信
ふと沁みる治りかけてた傷口にそっと触れてく秋の夕暮れ
15
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菜々子
苦しくてあなたの言葉欲しかった大丈夫だよたったそれだけ
11
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里香
花見ても 空あおいでも うたえない 口に出せない 思いがつのる
11
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恣翁
顔洗ふ水の冷たさ 身に沁みて 年の残りを数へ初むらむ
12
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さえね
わが心なぐさめかねつ霜月のみづうみ凍つるまでの十六夜
10
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横井 信
結露した窓からのぞく朝焼けのあわいひかりに見送る背中
18
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里香
「泣いていい」いろんな人から聞いたけど 一番似合う 母親の声
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