悠々のお気に入りの歌一覧
野吹
春雨は色なき糸と見ゆれどもいかで織るらむ春のながめを
16
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野吹
春の夜の霞の衣を片敷けば朧月影袖にうつれる
14
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野吹
いくたびの春のめぐりに逢ひつつもなどや悲しき花の別れは
26
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月虹
門扉より顔を出したる薄紅の小梅はしばし風に驚く
31
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紫苑
移ろひをうつろふなかれ七十年いくさに絶ゆるいのちなきこと
14
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愚と楽
雪のあさ 徒歩に負けたるポンコツを まさかそこらで捨てられもせず
21
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想野
清貧が成金になりたそがれて残されしもの さもしき心
4
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想野
海がある 山川がある 田畑ある 原発もある 基地もある町
8
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想野
人知れぬ苦労のあれや 強靱性を今日人生と返すパソコン
2
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想野
「国民に丁寧に説明」する姿国会になく米艦でほほえむ
6
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想野
秘密基地子どもらしいと見守るに親に秘密でDSやる基地
5
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想野
カーテンに映る庭木の枝々にたわむれ遊ぶ小鳥らの影
12
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大さん
おきにいり きゃんでーぽっとのこんぺいとう こっそりあげる「ひみつだからね」
12
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大さん
たぶん秋が切ないと思う人は夏に忘れ物をしたからだ
33
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家鴨あさ子
我が道を案ずる父母を思へども心決まりし二十九の春
6
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そぶ
山脈の谷間にゆつたり落ちてゆくクレヨン塗つたやうな夕焼け
9
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そぶ
あてもなく泣きつ歩いたそのことに光が差した ああ、ここだったんだ
9
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そぶ
出掛けよう量販店の靴並べ「普通」という名の「個性」を履いて
7
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そぶ
先生に怒られながら走ったあの廊下の先には真夏が待ってた
9
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そぶ
一人の夜グラスに梅雨が微睡んで揺らせばカランと夏が来る
8
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