悠々のお気に入りの歌一覧
林林
こんな夜あなたと月を眺めつつ緑茶を飲みたい八十八夜
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林林
茶摘み唄せっせっせぇのよいよいよい幼き日の友笑顔が浮かぶ
15
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秋日好
花と庭 通勤拒否のはぐれ者生きてく道はそれしかなくて
17
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舞
飯場へと帰る男ら日焼けした顔和ませて家へ電話す
12
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ゆり
連休の谷間にしんと曇りの日目も口も閉じ安堵に浸る
3
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ゆり
連休の熱冷めやらぬ谷間の日さざめき跳ねる登校の列
8
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詠み人知らず
勾配のきつくて狭い歩道から 胸いっぱいに吸い込んだ毒
16
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林林
先生は家庭訪問にいらして我が家の何をご覧になるのか
12
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ながさき
臆病や 怠惰を排し 諦めず 自身に挑み 打ち克つ人に
17
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林林
先生はお茶を召し上がり美味しいと微笑む お友達も娘も
6
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半格斎
咲く場所も叶はぬ夢と蒲公英や 子を殘すためひたすらに咲く
14
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半格斎
関山の枝をたわめて花摘みの 君が後ろを春風過ぐる
13
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林林
「次の子の家まで先生送ってく。」先生と子ら春風の中
16
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詠み人知らず
棒の先 手のひらほどの鯉のぼり 感想ひとつ 持ったことなく
15
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那珂由比
きみのおやゆびがデリートしてたのはわたしのうたうせかいのすべて
2
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へし切
往く春の思いもかけぬ置き土産シラス台地に土砂降りの雨
22
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松本直哉
夕かぜに香のにほひたつかたみれば素馨のはなのしろく光れる
6
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月虹
君と見る夜空は癖になりそうで月に願いが届きそうだよ
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あまおう
きみと見る夜空は癖になりそうで 月や星より いいな、横顔
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那珂由比
僕はもう要らない子なの君の手でくしゃっと丸められる幸せ
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