佐々一竹のお気に入りの歌一覧
きりあ
悲しみがどこに有るのか探るよに我が身体に自ら触れる
20
もっと見る
まるたまる
痛いほど強い光がまっすぐに吾に注がれ苦しいほどに
9
もっと見る
紫苑
あかときに天より落つる文抱けばさくらひとひらそに入りぬべし
16
もっと見る
浅草大将
徒らに逸る心のあつさ弓はるは名のみといや引き締めむ
20
もっと見る
浅草大将
昼酒にまなこ霞みて見る空はおぼろ月夜のひとときの春
27
もっと見る
きりあ
青年は誤解したまま跪く標になるは月の光りで
14
もっと見る
たんぽぽすずめ。
薄暗き部屋で吐息が白けれど布団の熱に君思う朝
23
もっと見る
垂々
東京を夢のすべてにしないでと祈った 消えていい夢として
23
もっと見る
芳立
風やめど夜なほ寒しひさかたの天よなにかはわれを罪せる
8
もっと見る
笑能子
余所事をあれやこれやとしたり顔何時か礫は眉間に帰る
3
もっと見る
紫苑
薄ら日の差し来るかたに菊いちりん常磐木に添ひ静もりてあり
18
もっと見る
紫苑
朔風をなにゆゑよけぬ波がしら見まがふほどにかもめ応へず
14
もっと見る
粕春大君
霜枯れの野ずゑの梅の咲きたれば雪げの空も春めきにけり
18
もっと見る
ふきのとう
初釜はひとしゃくの水吸い込めば静寂のなか侘びの世界へ
21
もっと見る
きりあ
心から振り絞るものそれだけがほしいと思う今日この頃
13
もっと見る
浅草大将
花一つ結ぶ縁に世をそむき身をわび助と言ふもあやなし
18
もっと見る
浅草大将
浪しぶき砕けて凍る巖が根になほ積みやまぬ海のしら雪
20
もっと見る
浅草大将
玉くしろ手に取り持つは懐かしくほの暖かき灯火ひとつ
22
もっと見る
まるたまる
何回も優しい言葉を反芻し別れの理由を咀嚼している
24
もっと見る
三沢左右
青空を包み込みたるシーツあり幸せひとつ日曜の朝
34
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[76]