千紘のお気に入りの歌一覧
聴雨
こぼれくる月の雫を掌にうけて風にはなてば銀の花咲く
18
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たんぽぽすずめ。
クロールから平泳ぎして遅くなり恋の憂いの如き苦しむ
24
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たんぽぽすずめ。
煙草買う夏の夜中の外出は尾崎豊と少年になる
26
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四季野 遊
この頃は噴火の多い大自然人には恋の噴火あらぬや
8
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悠々
空っぽな胸にカラカラ風が吹くほたほたほたと雫の垂れる
33
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さる
両眼白内障の手術うけ見える世界のあたらしく思ふ
23
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ふきのとう
軒下に吊りし風鈴軽やかにチリンチリンと涼はこびおり
14
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聴雨
逝く夏の愁ひの如くさみしげなほろ酔ひなづむくれなゐの月
12
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螢子
梅雨明け後初めて雨の降りたれば万物はみな一息つけり
21
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聴雨
二杯めのカルーアミルク飲み干して雨降り出した庭で鼻歌
13
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聴雨
降り初むる秋めく雨に濡れながらふと君の名をつぶやいてみる
15
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聴雨
解け残る氷は音を立てながら泣きくづほれて過去を夢みる
20
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詠み人知らず
雨がふるただそれだけで安心し夕食の食べられた我なり
17
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紫苑
月の香や身ぬちにしろき波立たばひとしく夜の女王の子ら
18
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加祢
目の見へでより細やかに奏でらる見たこともなき荒城の月
24
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薫智
嬉しいな二匹揃って箱座り見たから今日はいい日認定
14
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浅草大将
夏ごろも偏へに秋をまつの間に洩る月影のいつか涼しき
22
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螢子
君と見た夢は儚きシャボン玉トパーズ色の風に吹かれて
24
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光源氏
此の岸によろづの歎き餘りたる渡らふ月に心明かせど
15
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光源氏
たをやかな君が姿を見るほどに我が言の葉は色附くばかり
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