平瀬たかのりのお気に入りの歌一覧
睡密堂
この花をもう二度とは見れないというあなたの庭に蝋梅が咲く
7
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灰色猫
君の髪へ積もりし雪にふれられず雪に香りはあるのかと問ふ
14
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只野ハル
さよならを言わせてくれる優しさにありがとうまた逢える時まで
32
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只野ハル
老親の介護の果ての独り身を思う夜もある寝かせた後に
28
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只野ハル
独り身の人肌恋し寒き夜に我が身彷徨う荒れた指先
7
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只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
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滝川昌之
「廃業」と貼られた老舗の畳屋にまだ消え残る藺草の香り
33
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スヌーピー
カーテンを開けてほしいと言う私青空みれば心も踊る
9
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スヌーピー
後一年命の終わり我悟り片づけ始めて秋の空
10
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スヌーピー
湯豆腐の味忘れまい湯気までも胃ろうを作る入院前夜
10
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スヌーピー
万作の花の頼りに春を知る 動けぬからだ 弾むこころ
13
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うすべに
雪はらむ雲は京より寄せわたる 比叡の空に虹をのこして
13
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うすべに
つらい冬 悲しいことも風の中 いつか話せる春の陽ざしで
21
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音蔵 雅秀
朝まだき 通う電車の 窓に見る 淡き光の 拡がり行くを
10
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音蔵 雅秀
幾重にも わが身を縛る人の世の 道という名の蜘蛛の糸かな
4
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桜園
歌詠みて嬉しは歌友できしこと思いを分かちあへるは素敵
33
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桜園
雨降りし後の空気がすみわたり鈴鹿の山が近づいてくる
8
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美生子
受刑者が作りしといふ洗劑でざぶざぶざざんとエプロン洗ふ
6
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艸介
忘れゆくことを美徳と呼ぶのなら うた詠むきみの罪に幸あれ
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艸介
日盛に夜が落した残月を グラスへひとつ転がしてみる
15
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