美生子のお気に入りの歌一覧
海野 冬雪
メーテルは女ひとりで死地へ発つ 同じホームか万感の汽笛
2
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仙人の弟子
暖かき 春の一日 曇り空 藤棚香り 彩を添え
5
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横井 信
草むらの小さな花は柔らかに蹴飛ばす石をやさしく包む
13
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秋日好
春花に追い立てられて膝ついて雹の後には青空の月
7
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
12
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
15
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痴光山
折々のこころに生るる何事か 言の葉に描きこころに見せる
4
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海野 冬雪
田園も変わりゆけどもカエルたち応えて唄うざわめく銀河へ
2
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兎桃
手に馴染む古きペトリにフィルム入れ愛しき景色写真に収む
2
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茂作
竹の子の知らぬ間に二三寸 明日と定めて友を招かん
16
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へし切
すずらんによく似た花が咲いている白い花だよいつもの小径
14
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ななかまど
先達の染井吉野の感動を上書きしおり八重の桜は
14
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
16
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音蔵 雅秀
重たげに 牡丹桜の咲き誇る ソメイの次は 俺の出番と
3
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音蔵 雅秀
眠れぬと足掻くも既に夢の中 眠れしことを 目覚めてぞ知る
5
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へし切
老いの身はいつでもどこでもそこにある ふんわりふわふわ空に浮かぶ雲
12
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恣翁
花影を踏み拉きたる物狂ひ 八重の桜を月下に仰ぐ
13
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ななかまど
朝一の散歩に脚の目覚めねばアキレス腱を伸ばすは大事
11
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うすべに
すわ来たか 南海トラフと身構える湯船のお湯の揺れにあわせて
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