美生子のお気に入りの歌一覧
茂作
春の野のしろつめ草を集めては 戀あこがれる十四の乙女
13
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へし切
草や木の目にまぶしきは新緑の生きとし生けるものの輝き
14
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横井 信
満開のツツジの花の生垣の道を歩いて始まる休み
11
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兎桃
朝ドラの再放送の古さ見て吾も同じと苦笑いする
6
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音蔵 雅秀
この国に 深く根ざせし 昔より 人並み思想と 身の丈尺度
5
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へし切
ウォーキングながらに浮かぶ言の葉を忘れぬように呟きつぶやき
15
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ななかまど
気がつけば桜散る散る夕まぐれ寂しい春よわたしの四月
16
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恣翁
生温き磯の春風 眠たげに 店の暖簾をふわと煽れり
11
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滝川昌之
大局に立つということ優位でもやはり象は蟻を潰さない
16
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兎桃
記念日に妻と連れ合い町中華しみじみ迎える三十八年め
7
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横井 信
若草ににわか雨降る庭を見て本を読みつつうつらと眠る
14
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茂作
荒れ畑にひよどり歩みささ走り チチチと鳴きて春の風吹く
13
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茂作
そよの風やまぶき蝶を追ひかへし ふたたび寄れる春の晝なか
15
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硝子
かくも物思はざらましあらたまの春散る花をだに恨むれば
4
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硝子
皐月空千人唐子うつくしきこれやげにげに金に優る
5
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茂作
冬ごろも仕舞ひしあとの寒さかな 蛙も聞かず春の水張田
15
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横井 信
まだ水の入り切らない春の田のカエルの声に月は隠れる
14
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兎桃
草を引く幼馴染は白髪の混じる前髪上げて頬笑む
10
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滝川昌之
永く着て愛着のある冬コート クリーニングに出す春の好日
15
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音蔵 雅秀
指しゃぶる 癖の未だにとれぬ子は 今年二十歳を三つほども過ぐ
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