敦希のお気に入りの歌一覧
恵雪
街灯の下で雨夜の青もみじ葉先の雫ひかり清けき
12
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恣翁
春の夜の出で湯に浮けば 魂だにも 海月のやうに揺蕩へるかも
20
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横井 信
まだ水の入り切らない春の田のカエルの声に月は隠れる
14
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笹舟
花滲み涙雨滴る窓硝子 わけを匂わす遠き春雷
4
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滝川昌之
十六で駅まで漕いだ自転車を六十一でまだ漕いでいる
18
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草木藍
ひと手間をかけたご褒美春の香を愉しむ厨つわぶきを煮る
9
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ななかまど
帰りゆく蜂に未練のあるごとく飛び去るたびに拗ねる水仙
18
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へし切
吾が宿の狭庭に 牡丹咲きにけり 花の姿に君を偲ばゆ
11
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舞
喧嘩すも妻あることのありがたさ口はきかぬも出で来る夕食
8
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茂作
照りあかる折りてもゆかん岩つつじ 散りし櫻のなぐさみにして
13
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横井 信
雨の降る前に急いで涼しげなきゅうりの苗を畑に植える
9
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滝川昌之
永く着て愛着のある冬コート クリーニングに出す春の好日
15
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トウジさん
雫うけ美粧の牡丹横目にし蒼然避けて小止みの町へ
5
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茂作
蝶々のおぼつかなげに飛びにけり 寄りて離れる乙女心や
16
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滝川昌之
かつ丼で自白するのは取り調べ室だけでなく自宅居間でも
15
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
15
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へし切
老いの身はいつでもどこでもそこにある ふんわりふわふわ空に浮かぶ雲
12
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
12
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
16
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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