敦希のお気に入りの歌一覧
杜鵑草
市にても一人なる身は我のみや否や心よ人な妬みそ
18
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雨夜
古書市の紙のあはひを游ぎゆく波打ちそよぐ魚尾の群れみつ
9
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滝川昌之
ブラウスと桜の白が重なって女学生らは舞うように行く
17
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夢花火
吐息さえ 愛しく思え 躊躇うは 悲しまず済む 夢の瞬き
4
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滝川昌之
花冷えも見頃期間が延びるなら一度伸ばした背を丸めても
16
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ななかまど
春雷に野辺の若草ふるえつつ春の記憶を上書きしおり
13
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滝川昌之
扶養から子らが抜ければスカスカの給与明細なお軽くなり
16
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ななかまど
芽吹きたる若葉をやさしくたたく雨ピアニシモとはこんな強さか
15
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へし切
菜の花が咲いた咲いたよ蝶は舞ふ春はふんわりほのぼのとして
16
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音蔵 雅秀
当然と 気にもかけずに過ごせしも 無くして沁みる「お帰りなさい」
4
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恵雪
春雨に終はり知りてか紫木蓮花弁は鳥の羽ばたけるごと
5
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恵雪
遠巻きに眺めをりし新世界おずおずと入るパソコンの中
8
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KEN
うつむくは病みてにあらず 地に潜む明日を恋ふこそ菜種梅雨の日
12
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仔柚
好きなのか嫌いなのかがわからない?それってめっちゃ大好きじゃんか!
6
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横井 信
不安げな新入社員を出迎えるビルの狭間に鶯の声
16
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滝川昌之
宍道湖の畔の鳥の公園で「フォーゲル」なんてドイツ語を知る
18
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兎桃
裏畑に世話も焼かずに捨て置けば約しく咲けり菜花一叢
6
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兎桃
桜花早し遅しと言ひけるが野に咲ける花時節外さず
5
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谷村思亜
善霊の花であるかな桜花 あまりにやさしささやきが降る
3
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ななかまど
ブイの字に北へと帰る白鳥の鳥影残る春水かがみ
17
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