杜鵑草のお気に入りの歌一覧
敦希
縄解いて川下る船を送る岸 漕ぎ出しの声は「いってきます」
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うすべに
うすべにに混じって凜としろい花 波浮のみなとをかおりで語る
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横井 信
花開く四月の里の畦道に雨は降り止み草立ち上がる
13
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舞
スーパーに誰に選ぶかぎこちなく生花売り場に背広着た人
8
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恵雪
残業も悪くはなしと思はせる街灯に映ゆ夜桜並木
7
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夕夏
さんさくであせばむはだにここちよきかおるはるかぜほほをなですぐ
6
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うすべに
植え込みにならんで咲いたチューリップ 元気な声にこたえて揺れる
9
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ななかまど
春雷に野辺の若草ふるえつつ春の記憶を上書きしおり
13
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恣翁
香に覚る 暗き庭なるゆすら梅 目をし凝らせば ぼんやりと浮く
13
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へし切
菜の花が咲いた咲いたよ蝶は舞ふ春はふんわりほのぼのとして
16
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恣翁
ただ春と共に動かな 我が心 花曇る空暮るるを恨む
10
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ななかまど
芽吹きたる若葉をやさしくたたく雨ピアニシモとはこんな強さか
15
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滝川昌之
扶養から子らが抜ければスカスカの給与明細なお軽くなり
16
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横井 信
不安げな新入社員を出迎えるビルの狭間に鶯の声
16
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茂作
あらし山水面の鴨は逃げもせで 花見の舟はそを避け進む
15
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ながさき
我が使命 皆の無事故を 祈ること 家族 友人 知人 すべての
9
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KEN
うつむくは病みてにあらず 地に潜む明日を恋ふこそ菜種梅雨の日
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雨夜
淡くもゆ紫の色の菫花せはしき身にも映ろふ光よ
6
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茂作
忘れ慾し深き罪科携へて 歩く千日囘峰の僧
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へし切
雨の日はこころも濡れる寥々とまして独はなほ寂しかり
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