こるちぞうのお気に入りの歌一覧
かのん
起きててもなにも起きない夜なのにそれでも何かひみつの深夜
12
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滝川昌之
教室の壁の画鋲の跡はまた次に迎える子と増やしゆく
22
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千葉 甫
五分咲きの桜の木から花びらの散って小鳥の影の飛び立つ
11
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虹岡思惟造
牛とはまた大仰な蝸牛まいまいあたりがちょうどお似合い
7
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ななかまど
萌黄色が一雨ごとに増す庭の新芽燃え立つ枯芝のなか
23
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鞘森天十里
花冷えの夜も心も温かりし寄り添ひ寝ぬる猫のをるゆゑ
6
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中野洋三
散る桜この身に浴びて浄められ 酔い痴れている今この時は
9
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虹岡思惟造
泥浴びて心地良さげな豚の子等落ちて瀕死のウスバカゲロウ
7
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うすべに
鳥はこぶ花のしらせに気もそぞろ 落ち着きなよと春の雨ふる
13
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鞘森天十里
やはらかにうるほひ満たす春の雨地に降りそそぎて恵みとなりなむ
8
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横井 信
ちらほらと桜の咲いた街角にゆっくり落ちる朝の雨音
17
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茂作
春雨になお咲きまさる雪柳 濡るる忘れて立ち止まりけり
16
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ひな ろくろう
ぽとぽとと鰐ごと花の落ち來るを訝り見ればすずめの仕業
6
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舞
みをつくし 恋すひとの名 ひそやかに よびてぞ堕ちる うたかたの夢
12
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Aquarius
人生に区切り付けるの苦手です朝令暮改晩まで持たず
5
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なりあきら
朝霧が あたり一面 覆えども 春風吹いて 花の香ぞする
12
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へし切
春雨にぬれて海棠 ほの紅く 恥ぢらふ乙女の顔もいぢらし
17
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夕桐
冬囲い外して枝を整える時の私はマエストロかな
14
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滝川昌之
廃線の錆びたレールに寄り添って春と伝える日本タンポポ
23
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千葉 甫
塀の上行く猫の影窓に来て今日の夕陽の間もなく沈む
8
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