時計台のお気に入りの歌一覧
灰色猫
純白のドレスとなって一度だけ実った恋をやさしく包む
9
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横井 信
梅雨入りて少し涼しい水無月の空に明るく上弦の月
14
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灰色猫
過ぎ去ったあなたのことを鮮明に思い出せれば恋は滅びぬ
8
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茂作
蜀黍や間引くその實の幼くて 生で食する夏の贅澤
14
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KEN
罷づ夢 卷き戻す如 滴りぬ 馬鈴薯叩く 今朝の雨垂れ
12
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凌霄花
鬼ノ城に山霧深く立ち込めておはようの声今朝はかえらず
12
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へし切
ふる雨に庭の紫陽花 艶めいて しばし眺むる玻璃窓の外
10
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滝川昌之
すぐメール、ラインにせずに持ちおいて機を見て渡す言葉尊し
9
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ななかまど
線状の降水帯がダムの上を通らんかなと天気図を見る
9
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灰色猫
柔らかく礼を忘れぬ言の葉を持ちうる人に老いてゆきたし
8
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灰色猫
輝いた笑顔と光る白い歯を自信を持って提供します
9
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横井 信
黒南風を胸いっぱいに吸い込んで高く舞い飛ぶ水鳥の影
12
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茂作
なかなかに重き話を切り出せぬ 吾を見つめて妻は覺悟す
16
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御宿川蝉
せせらぎに 和して螢火明滅し またたく星に 和して消えゆく
14
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へし切
戦争を始めた国に先はなし たとへ勝とふと得るものもなし
8
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ななかまど
自動車があるから暮らせる過疎の地と四つ葉マークの独居老人は
10
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滝川昌之
飛び込めば何とかなるさ世の中は満員電車へ駅員が押す
12
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灰色猫
誰にでも等しく与えられている訳ではないと誰もが学ぶ
7
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飛和
筆先にふくんだ墨の濃淡で白紙に咲かせてゆく夏椿
16
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横井 信
紫陽花の雨の誘いに足を止め汗を拭いてる風の抜け道
10
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