ひげじぃのお気に入りの歌一覧
恣翁
雨垂れのやうな響きの沁むるかな エリック・サティの沈鬱の酔ひ
13
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橘
誇りたる栄華の影も今はなくタチアオイ逝く盛夏の際に
14
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名鈴
わたつみの 至り深かる 底知らず 小波に転ぶ 磯の貝かな
7
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雲居の月
音もなく雲居の空に照る月の影こそ見えね身は焦がれつつ
6
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滝川昌之
まだ高いサンマあきらめカボスだけ秋のしるしと酒に搾れば
14
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ななかまど
固まりて水面の浮きを見る人は何を釣るのか時を止め居る
14
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蔓葵
初風の涼しくかよふ木の間より今日をかぎりのうつせみの声
14
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河のほとり
誰か知る命はかなき虫の音にまぎれても泣く人の思ひを
13
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河のほとり
いかばかり悲しきことのありとてや声ふり立てて蝉のなくらむ
12
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茂作
涼風が追ひ越してゆく秋の畑仕舞ひの茄子は紺を深める
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名鈴
熱りの 君から我に うち移り 暑かはしかる 長月ぞ立つ
7
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へし切
秋きぬと風の音にぞ知らさるる沈む夕日に秋茜かな
17
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秋日好
出窓から見える男の足元が君ではないかと瞬きをする
12
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へし切
秋の声 聞くも日中は暑かはし 夏はなごりを置き去りにして
18
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へし切
徒に咲き 徒に散りぬる憂き世かな 燃えて消えゆく線香花火
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柊+
風の盆 ふれあう影はただ静か 白い指先 秋をからめて
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