ひげじぃのお気に入りの歌一覧
ことり
殻うすき冬の卵を割るときのこころ澄みをり夕凪のごと
6
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茂作
仕上がりに鏡見せられ納得す 歳相應しき後ろ髮かも
12
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トウジさん
流涕も溶くあらなくにおもひかぬ疾く雪消欲る妻の草葉や
4
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830
少しづづ少しづつでも確実に知らない母になっていく母
9
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滝川昌之
朝茜 東斜面の冠雪の富士を染めれば眩しき車窓
19
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里香
風花は つめたく痛く わたしはもう しんからしんから 雪になりたい
5
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里香
粉雪ほど 真白き人に ならまほし 君が心に 触れて消えまし
4
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へし切
言の葉の手爾於葉 幾度も書き直し 吾が歌詠みにペンは欠かせず
12
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灰色猫
手爾於葉が正しくなくとも感性が正しく書いた言の葉を詠む
8
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横井 信
雪を呼び風は激しく吹き荒れてかじかむ指でつかんだ手すり
7
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KEN
玉響の 導と燈る 月明かり 天地濁し 狂ふ雪の上
11
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茂作
借り畑は仕舞ひと云へど春の菜を 育つ翁あり實り無しやに
12
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舞
果てなくに朝日明けゆく青の空風にしたがい雪光り翔ぶ
10
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夏深
逆光のキッチンに立つ人の影間近に過ぎゆ私鉄沿線
7
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千映2
文字は人文字は力と母のいう教えに沿った日々の人生
7
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滝川昌之
人情は下町にして「おもうまい」頑固おやじの中華屋にある
17
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わかばみち
時経てば親の気持ちがわかるよと子側に立てない親である父
7
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へし切
病院のシステム変わり フロアーの密なる中に 会計を待つ
11
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KEN
色の無き 冬を飾らむ ひたひたと 花浮く手水 打つ澪鼓
12
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灰色猫
天雲のたゆたう海が満ちるとき君を迎えに来る舟がある
7
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