ひげじぃのお気に入りの歌一覧
茂作
寒いよと蒲團の中に丸まつて 炭足す母を待つ冬の朝
13
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きくゑ
海嘯の知らせ轟き痛む胸しずまり願う南洋の海
5
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Proverbe
震災後 ひと月を経て もらい風呂 骨の芯まで 有りがたかりし
19
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ななかまど
雲低く雪まじる風吹きたればふさぎの虫がわが裡に鳴く
12
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滝川昌之
凍て空に氷の国への落とし穴ポッカリ開いたごとき望月
14
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茂作
躊躇ひてそつと手を出す犬の背に 怖くないよと呟く幼子
14
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恣翁
けふの日の空の青さを思はせて 寝屋の障子に射せる朝の陽
13
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滝川昌之
カラメルはカヌレを覆う薄氷 割れば愛しき台地へと着く
15
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Aquarius
ほんとの空タイムマシンで切り取って智恵子に見せても納得すまい
1
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茂作
寒すずめ枝を渡りて梅の木の まがへて春を呼ぶことありや
13
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里香
ただ兄が 前を行くから ただ後を ついて行ったの からっぽのまま
7
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夏深
車窓より山間に見るは懐かしき想いの誰の故郷でありや
8
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滝川昌之
奇跡とは逆転劇の一打より日々に繋いだ平穏にある
14
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茂作
もがり笛木々の枯れ葉は散り果てて 枝間に見える空の寒けき
13
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うすべに
見下ろせば鴨の河原の雪化粧 わだち横ぎる鳥の足あと
6
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恣翁
単調に雪の降り頻く夜の静寂 あらゆる音を呑み込みぬなり
6
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夏深
旅行けば土地それぞれに神のあり裾野果てなき赤城山もまた
6
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KEN
疾風荒れ 籠る心を 裂く如く 雪鎌鼬 夜道に嗤ふ
8
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わかばみち
返信の手書き文字なき年賀状共に過ごした日が淡く遠く
11
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滝川昌之
めくるたび紙の匂いを巻き上げてタブレットに無き本の温みよ
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