ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
ななかまど
忘れずにはるばる飛んで来てわれの頭上めぐるはあいさつなりや
17
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へし切
家々に久しく見えぬ鯉のぼり泳ぐ姿はアルバムの中
15
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茂作
黄あやめと紫あやめ咲きにけり 我が家の庭にふたむら咲けり
11
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舞
老い女買い物袋に花仏花誰と語るやその花を見つ
9
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うすべに
たそがれに月を待つのか夕化粧 花びらゆらせ風にささやく
12
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滝川昌之
有能な秘書の仕業でございます貴女に出した招待状は
11
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痴光山
ザック背負ひ司馬氏を探しし古書街は二十年経れば外人多し
2
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ななかまど
水面吹く風おさまりし夕まぐれつましき人らの営みありき
15
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恣翁
永き日を ひとしほ永くする虻の羽音 空しく春風に消ゆ
10
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へし切
ふるさとと平仮名で書く懐かしさ 帰っておいでと呼ぶ声がする
14
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美生子
盲目の父の手の指あたたかく並んで歩く葉桜の道
17
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へし切
ウォーキングながらに浮かぶ言の葉を忘れぬように呟きつぶやき
15
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痴光山
天霧らふ濃き葉桜のトンネルの 五月闇往く短パン涼し
3
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ななかまど
気がつけば桜散る散る夕まぐれ寂しい春よわたしの四月
16
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恣翁
生温き磯の春風 眠たげに 店の暖簾をふわと煽れり
11
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痴光山
玄関に数本のヘラオオバコを活け 気付けば花の環 穂先へ着けり
2
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滝川昌之
大局に立つということ優位でもやはり象は蟻を潰さない
16
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うすべに
伐りとった庭木の山に満足げ 早く乾けと初夏の風待つ
6
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茂作
荒れ畑にひよどり歩みささ走り チチチと鳴きて春の風吹く
13
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舞
通学す子らの眺める桜とは色違うべし老いの見る花
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