ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
さいおん
吾漕者 木津之川路 八重桜 二人之見者 幾許嬉毛
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杜鵑草
なにとなくものめかしくも見ゆるかな高校入学しつる男子は
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滝川昌之
初夏行きの列車に若干空席が残っていますお急ぎください
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痴光山
しをらしく見下ろせる和のさくら花 蒼穹向き望郷する はなみづき
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ななかまど
男にはあるという七人の敵古希を跨ぎて数えてみたり
13
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へし切
お散歩の園児の帽子はひよこ色 みんなよちよちお利口さんだね
13
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舞
北モシリ花待ちかねてカムイらの宴ユーカラ咲けよこの春
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茂作
春の風八重の山吹散らすなよ ともに見んとて便りゐたせば
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うすべに
散りそめた土手のさくらを惜しむのは みどり濃い山うつす水張田
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滝川昌之
手でちぎるキャベツはさっと火を入れて春には甘さを増す回鍋肉
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痴光山
声高く和風に非ざる画眉鳥を いかなる発句に一茶詠むらん
2
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ななかまど
カタクリを初夏の風撫でて吹け紫揺れる里山の春
16
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恣翁
花散るを 憂しとのみやは思ふべき 散れこそ咲かめ 季の来ぬれば
14
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へし切
春色の風に誘われ微睡めばやさしい君に逢えるだろうか
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舞
水面へと落とす小石のさざ波の古き恋などふと思う時
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茂作
花水木うすべに色に咲きにけり 潛む思ひを君に告げたし
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うすべに
お散歩の犬かたまってじっと見る 視線のさきに悠然と鷺
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滝川昌之
葉桜に春光強くなりゆけば街には日傘追いかけて咲く
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敦希
浅緑小さな手ひらくいちょうの葉 陽を掴もうと競い繁れる
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痴光山
歌仲間ひとり減りして一桁へ 世間話の増すも楽しき
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