草津和泉守のお気に入りの歌一覧
桃山
擦れ違い行き違う心いろいろの色と模様の迷い子となり
13
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へし切
血の通ふ言の葉なくて何響く先ずは己が範を垂るべし
10
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ななかまど
われに添う影弱くして立秋に追われ急かされ夏逃げてゆく
14
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滝川昌之
この風に乗りたかったとやや高き初秋の空にちぎれだす雲
13
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河のほとり
常もなき身を知るときは空蝉のいのちと見ゆる玉笹の露
10
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音弥
確実に罹患者は増え過去最高 蔓延も今マンネリと化すか
13
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横井 信
遠雷にチカラをなくす蝉の声 原爆の日のワクチン接種
14
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横井 信
青空に雲の描いた夏模様じっと待ってる遅れた列車
13
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名鈴
大水を 川に込めずに 緩らかに 岸を越させて 治むる水禍
17
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名鈴
身の憂さを 慰め兼ねて 酔ひもどろく 醒めたる後は 更に心荒ぶ
15
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名鈴
疼らきて 起き臥しすらも 大儀なり 魔女の一撃 腰に受くれば
16
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桃山
枝先に咲き出す花のひとつあり老樹の桜の渾身の春
27
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桃山
茶道具のひとつひとつに携わる人の想いの厚みを観取る
11
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桃山
雨風の勢い強く薄暗い朝の戸外に花たちを見舞う
12
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桃山
簡便な夏の衣装に携えて使いこなせし京扇子かな
10
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桃山
里帰り思いがけなく叶う旅三年ぶりの父母と会う
11
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滝川昌之
兜出す 古い箱には祖父の字か 父の名前と 私の名前
33
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滝川昌之
折り鶴に息を吹き込む瞬間に小さな平和が膨らむのです
34
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ななかまど
愛猫の覚悟しており手術台ふるえる背中にそっと手をおく
20
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へし切
かくれんぼさがし疲れて老い白髪涙にかすむ君が面影
50
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