草津和泉守のお気に入りの歌一覧
へし切
生きおれば自ずと老いて暮れてゆくひと日ひと日を愛しむ夕べ
12
もっと見る
へし切
斯くばかり命の危ふき世にあれば現に夢の覚めぬものかは
18
もっと見る
へし切
子供らのコロナは奪ふ思い出も綴る日記の白紙のページ
16
もっと見る
へし切
佛前の遺影に 今日も声をかけ 答へ有るがに揺らく線香
16
もっと見る
葛城
とどまりて其處此處にある室内の薄闇がりに螢飛ぶやも
14
もっと見る
ななかまど
涼やかなかなかなかなの鳴く声の届くところに秋くるような
12
もっと見る
ななかまど
秋どなり早稲の穂にさす月影に身は包まれて土手を歩めり
12
もっと見る
ななかまど
音たてて弾き転がる雨粒に重き思いす人のいとなみ
9
もっと見る
名鈴
玉に貫き 蓮の露を 玉釧 手に取り持ちて 常に纏かばや
9
もっと見る
名鈴
思ひきや 今のまさかに 紅の 蓮の花の 我を訪ふとは
11
もっと見る
名鈴
我のみや 夏の熱り のどむる風 吹きても冷めで あきの来ぬのは
15
もっと見る
KEN
鳴く蟲の 聲照り返る 光かも 醒める夜半ほど 月は美し
13
もっと見る
KEN
猶予ひぬ 月の明かりに をみなへし 夜一夜偲び 誰そ待つかは
13
もっと見る
KEN
十八夜 やがて有明 其を愁ひ 露零すかも 夜のをみなへし
12
もっと見る
横井 信
台風の風はおさまり夕焼けにやさしく染まる街並みの空
13
もっと見る
へし切
核のない国をめざすも覚悟なく言葉ばかりの夢のまた夢
18
もっと見る
滝川昌之
トリアージ始まっているその命 「自宅療養」と呼ばれる放置
13
もっと見る
ななかまど
曲がりたる胡瓜をかごに畑の朝仕舞いを付ける妻を思えり
12
もっと見る
横井 信
流れゆく電車の窓の青空をゆっくり見てるひと駅の旅
13
もっと見る
葛城
合唱の音色變はりぬ蝉しぐれ油蝉から法師蝉へと
13
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[12]