草津和泉守のお気に入りの歌一覧
ななかまど
咲き切ることが言葉を持たぬ愉しさと一日の命にキスゲの花は
14
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茂作
梅雨晴れ間捥いだ蜀黍サクサクと 孫の齒音の嬉しかりけり
15
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凌霄花
朝まだき風の間に間に聞こえくる一番列車の音の優しさ
14
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詠み人知らず
恋をして 愛になりては 情移り 花は枯れども 花であるのに
6
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へし切
お供えを気遣う義娘の面ざしに かさね見るかな 君が面影
14
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へし切
しきたへの枕片去る 短夜を 君が寝息の懐かしき夏
20
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Aquarius
今時の若い奴らと批判するあなたにきっと若さがあれば
10
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び わ
夏近く八十八夜若葉燃え茶摘みの景色新茶の香り
8
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灰色猫
スラウェシの神秘の森に隠されたアクアリストのエデンの泉
6
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灰色猫
四本の己の牙が己が身を裂くその時を見つめる獣
7
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灰色猫
はじめての海の世界へ旅立った熱帯雨林の虹色の島
8
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Aquarius
天災で信頼してた建物と同時にこの世が崩れ落ちてく
3
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茂作
孫が問ふ僕は家系の何代目 關ヶ原では何れの側に
17
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へし切
初夏の花は愛しも 卯の花の 霖雨に身をも腐しけるかな
19
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び わ
散歩から帰って汗かきお茶を呑むついそよ風にうつらうつらと
6
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茂作
朝露の髭に殘れる蜀黍を 祖母は捥ぎきて食へと勸める
15
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横井 信
半年の仕事抱えて帰る夜 夏へと向かうラストスパート
10
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ななかまど
ラーメンか餃子ライスか迷うとき間仕切り越しのチャーハンの湯げ
12
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KEN
父母の 若かりし頃 奏でをり 雨の通院 車のラジオ
10
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へし切
栗の花 ちからのかぎり夜も匂ふ 雄花 雌花の仲も睦まじ
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