草津和泉守のお気に入りの歌一覧
へし切
除いてもなほも顔出す雑草の老い身に鞭打つ根くらべ哉
18
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KEN
萩が枝に 香の烟の 絡みをり 暦ばかりの 秋と思へど
16
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ななかまど
朝陽うけ己がねじれをほぐしつつあさがお一花あお解き放つ
20
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ななかまど
迎え火がほんのり灯るやさしさで父母を待つ初めての盆
61
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ななかまど
社寺林のなかに華やぐ花手水コロナ時代の慣いとならん
14
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滝川昌之
盆前に櫓も建たぬ公園に誰が置き去る祭囃子や
14
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滝川昌之
歓声の無きプールへと舞い降りて蜻蛉が招く早や秋の風
14
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河のほとり
心なき草木なりせば寂しとも思はざらまし人目かるるも
8
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ななかまど
ところてん喉につるりと落としゆく猛暑いきぬく夏の慣行
14
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へし切
空蝉のむなしき心地にやあらむ 言葉も届かず 空に消へゆく
15
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ななかまど
枝豆の甘味あじわう正常な味覚でいられる時間を思う
12
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滝川昌之
水彩画ごとく滲んだ向日葵はすりガラス越しに刻む夏の背
14
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ななかまど
静寂のなかに一葉を肩に置く何も何をも語らぬ地蔵
12
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滝川昌之
緩やかに海へとくだる両脇に誘うごとく灯く百日紅
16
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うすべに
なつかしい夏の香りは水の声 風の姿をなぞる青稲
11
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ななかまど
笑う顔おこる顔にも見える雲個性が作る面持ち思う
12
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ななかまど
鎌倉の古刹の涼や百日紅ももいろフリル揺らす夏風
14
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ななかまど
律儀にてかつ情熱の向日葵の圃場一枚東向く顔
11
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名鈴
伝統の 模様で描く エンブレム ピクトグラムも 誇らしきかな
16
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滝川昌之
海鳥と船乗りたちが察しては漁港を覆う野分の気配
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