きくゑのお気に入りの歌一覧
名鈴
拆釧 その名にし負ふ 五十鈴川 すずしき音を 立てて流れる
12
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名鈴
かけまくも かしこき神の 御座する宮 外玉垣より 祈り奉る
14
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半格斎
カサカサと朝風に泣く木々の葉は やがて落ちてぞ我が身重ねて
10
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名鈴
懇に 労く言の葉 胸に満ち 身の隅までも 暖けくゆく
14
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音弥
ふわふわのトンキニーズにメロメロで飼うならこの仔と嫁宣言す
12
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音弥
看取るのは悲しき事と思い知り欲しくはあれどペットは飼わぬ
16
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へし切
おだやかに過ぎる一日に 手を合わす 夜のしじまの秋の虫の音
18
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恣翁
店奥に お伽噺の空気すら醸す爺婆 しゃがみ込みけり
13
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滝川昌之
小遣いを先に使った子のようだカレンダーでは朱い平日
21
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詠み人知らず
玉ねぎを 剥けど剥けども 泣くのなら 蜥蜴のやうに 尻尾を切ればよし
4
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滝川昌之
一山の栗の実ありて台所 剥き炊く手間は里の長夜に
19
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茂作
涼風が追ひ越してゆく秋の畑仕舞ひの茄子は紺を深める
36
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名鈴
小鳥にも 木菟にもなりて 見てしがな 袖翻し 舞ふ汝が姿
11
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ななかまど
塗り箸を今宵もニ膳そろえつつこの単純を幸と思えり
11
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KEN
地の底の 鬼に吾を乞う 心地すれ 秋野に沈み 薊仰げば
13
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草木藍
澄み渡る未明の空よオリオンと大三角を見上げて歩く
15
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音弥
歌詠みは内緒の趣味をつい酔って滑らせた口後の祭りよ
13
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名鈴
うつせみの 限りある世に 時めけど やがて来べかる 末の世ぞ憂き
12
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灰色猫
幸せの色がこぼれる花道を歩き終えたら許しあえるね
10
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名鈴
ネットワーク 星を覆いて 駆け巡る 人体はなお 太古のままで
14
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