夕桐のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
銀杏葉はみどりきみどり照り映えてやがて零るる黄金のひかり
10
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横井 信
万葉の時をたずねてゆっくりと谷を流れるもみじ葉の旅
11
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横井 信
真夜中の月のあかりに単線の冬のレールが冷たくひかる
13
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滝川昌之
澄んだ夜に儚さを増し折れそうな野菊のごとき冬の花火よ
14
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しきしま
あしひきの山のもみぢにあかねさしくれなゐ勝る秋の夕暮れ
5
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詠み人知らず
庇えしも添うてみたしも重なりて見えし時空のひとよにあれば
10
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蔓葵
秋の夜の草木に露の置きどころ忘るばかりの袖の月影
10
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蔓葵
ささがにのいとよりそふる中々に心細さぞ思ひ知らるる
8
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蔓葵
今日見ればもみぢうつろふ久方の月のかつらも秋ふけにけり
15
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御宿川蝉
暮れなづむ棚田の畔を下り來たる 田毎に見ゆる三日月の笑み
33
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KEN
ひとつきを ひとよにみせて かけみつる こよいつくよみ ひとようつさむ
11
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さいおん
吾屋戸 物見陰 傾乎 見而今宵毛 晴跡曾知
4
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詠み人知らず
こんなにも重きうつわをたましひは操りゆかむ朽ち果つるまで
12
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草津和泉守
風吹けばしのに散るとは知りにけむ身も消えそめし秋の白露
14
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河のほとり
手もたゆく野中の清水わが汲めど心を汲みて知る人ぞなき
12
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谷村思亜
心から 涙はしとどに流れける 存在寒き赤き月の夜
8
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茂作
なんの杜 川とも知れぬ反り橋の 朱にも負けず燃ゆる紅葉
13
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滝川昌之
向寒を嘆き高啼く鳥を避け家路を辿る靴音速く
16
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緒川みるな
うつそみに四苦も八苦もあらざらむ死して涅槃に寂静すれば
7
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恣翁
北国の短き日をし 霧包み 厨に灯り さてや点さむ
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