夕桐のお気に入りの歌一覧
茂作
ねんねこや母の背中の暖かき 搖られて眠る雪國の道
19
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滝川昌之
入り日延びまだ明け遅き春隣り散歩を探梅と呼んでいい頃
19
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へし切
白雪に堪えて 生きよと諭すがに くれなゐに咲く寒椿かな
16
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くりん
パスタ茹で海水ほどの塩加減 我の標は九十九里なり
9
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び わ
手話の旅彷徨い歩く道の果てどこかで優し鶯の鳴く
8
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び わ
寒椿千両万両薔薇の花梅も花咲き庭花盛り
8
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へし切
吹く風は荒びてこの身に襲い来る 勇めて出でしも こころが折れる
14
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詠み人知らず
いちめんの覆い隠して秘めたきを留めおけずに淡雪の白
11
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さいおん
直獨 宿杼宿不得而 白栲 紐解吾者 公乎夢尓見
7
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恣翁
寒々と澱める池を埋むがに 覆ひ尽くせる緋の落ち椿
14
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詠み人知らず
枯れ野なか彩や香や見つけゆく君来る春の大地の如し
11
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茂作
冬の畑白菜の葉の縛られて 一つ殘るも寂しかりけり
18
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舞
寝る妻の荒れた指先触れつつに言葉にならぬ感謝ひとこと
27
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舞
果てもなく 粉雪吹雪く 北の地に 赤を点して ナナカマドの実
10
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バジル
緩やかに鄙を生きて待つことの範を垂れおり蝋梅の黄
16
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滝川昌之
冬の底ついに着いたぞこの先は昇るだけさと見上ぐ梅が枝
15
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詠み人知らず
震災の不意に奪ふる日常は切り取られし儘そこにその儘
14
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茂作
驚きて母呼ぶ朝の寒さかな 手水凍りしふるさとの冬
19
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詠み人知らず
やはらかに春をふふみしひとひらの温みを胸に健やかなれり
9
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詠み人知らず
晴れの日も甘露灌ぐも朝の陽も月夜の照るも明光の浦波
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