夕桐のお気に入りの歌一覧
水仙
うちなびく春の太陽ゆつくりと石像の喉撫でてなづみぬ
4
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水仙
麗かな季節となりしマティスの繪二つ竝べて壁にかけたし
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ななかまど
遠く聞く線路の継ぎ目にまどろみて十八きっぷの春の旅終ゆ
17
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C
茜空 風に舞い散る 桜花 知る人もなし わが恋のはて
11
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立華翠
明くるひも 結ぶ詩文に 繋がれて あいひかれあい 切れることなし
11
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杜鵑草
おしなべて遍く惠む春とても賜はりがたき身こそ惜しけれ
10
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鞘森天十里
人魂の如く闇夜に浮かびしは灯の照らしたる白き木蓮
10
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ななかまど
野の草の花の紐解く春の風野辺をわたりて人をいざなう
21
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滝川昌之
動き出せ春に浮力があるのならスタートラインは何度でも来る
17
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詠み人知らず
きさらぎの花芽固くに桜木の伸ばす梢を包むあを空
15
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茂作
春立つと人は云はずもほころびぬ さてもかしこし白梅の花
17
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詠み人知らず
遠遠に眺む山景霞立ち風は水面にひかり編みゆく
19
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虹岡思惟造
風車避け通り抜けるや春の風重たいものを押すなど野暮と
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茂作
土起こし眠り足らない蟲たちが 慌てて探す朽葉の寢床
18
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舞
星達の光り砕けて地上へと降りては積もる如月の雪
16
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詠み人知らず
ガジュマルのふくよかにして幹肌に午後の日差しの穏やかに添ふ
18
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滝川昌之
眼を丸め首をかしげて紅白の梅の好みに迷うメジロは
21
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ななかまど
山茶花の花散り始む胸底に言わず過ぎたること積もりおり
20
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広葉樹
恋ひ恋ひし梅の香にほふ衣更着の襲の色目あはす春かも
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KEN
朽ち木突く 小啄木鳥の音色 凍て落ちて 雪とまがひぬ 山菅の葉の
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