詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
きくゑ
地下街を抜け出し浴びる陽のひかりインフレおきる反射のくしゃみ
5
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滝川昌之
用務員 掃いても掃いても降ってくる悪戯みたいな落ち葉と苦闘
15
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恣翁
銃身の 黒ずむ鈍き光こそ 生命の最後の詩を奏せめ
9
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さいおん
春去而 渡来足来 乙鳥乎 形乎不見者 秋更尓蹴
10
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ひげじぃ
カーテンをシャシャっと引いて退院は梅雨晴れの朝、日向雨舞う
11
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茂作
秋の日の穫り入れ嬉し豐作の 後に始まる蘊蓄ばなし
16
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ながさき
限りなく 青のひろがる 虚空に こころと身体 溶け込みたくて
11
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横井 信
寒くなる朝の空気に道端の泡立草の黄色い穂波
10
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さいおん
由原野 草吹枯為 疾風乃 凪此時曾 直香艶
5
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さいおん
背屋戸 物見尓月 所見頃 夜更往者 独可聞寝
7
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滝川昌之
秋日和こたつ布団を干し出した半歩先ゆく妻の体温
16
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へし切
秋闌けて 紅葉しにける奥山の霜枯る下草 冬の色なる
13
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きくゑ
艶消しの雲の呼び名を知らずして晴れるあさもや今朝惜しみけり
9
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茂作
おのをのの役を果たして愼ましく 苔生す塚は名を求めず
16
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ひげじぃ
ひとりきて雨の埠頭のうら寒さ惚け佇つ身に白波しぶける
14
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さいおん
此日哉 屋戸乃物見尓 立出而 遠春日野乎 吾耳眺
5
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音弥
ふわふわのトンキニーズにメロメロで飼うならこの仔と嫁宣言す
12
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きくゑ
空のひだ曇天の底手繰り寄せ信号待ちで覇気探しけり
6
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恣翁
何故に掻き遊めるか ティーカップ 冷めし紅茶の香も尽きぬるを
8
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茂作
鞍馬やま紅葉競ひて大杉の 根道下りぬ若きも老ひも
16
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