おじいのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
逃げ水のごときに見えて安らぎはたどり着いてる事を告げない
24
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灰色猫
闇が来るそのたびひとり燃えあがり君への愛を思い知るんだ
7
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横井 信
道端の小さな白いニラの花はじめて知ったあなたの名前
13
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KEN
結ぶ露 穗先に集め 花すすき 時の深みへ 落とす朝かな
13
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只野ハル
人知れず並び咲いてる百合の花風に揺られて花弁触れ合う
5
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Chico
あふあふと水はく 蛇 口 みてをれば 旧 惡 浮かぶバスタブの中
6
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Chico
「 UFO? 」と尋ねるまなこに 狂ほしく 何處ともなき銀河ひろごる
11
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弦跳
花散れど水よな澄みそ病葉の 影に破れる月のかなしさ
7
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弦跳
天に在れば月も食もやめ 地に在りて我が身一人の秋なればこそ
2
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もぉりもり
あたたかいまだあたたかい生きているあなたと思って陽ざしを撫でる
6
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もぉりもり
またひとりまたひとりと欠けてゆきぬくもる石に話しかけている
4
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詠み人知らず
車窓から揺れる草穂を見たというただそれだけのうたを書きたい
6
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やまざくら
大観の 無我の童に 逢ひし夕 憂き瀬の心 ほの涼やかに
8
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もなca
些細なる諍いのあと押し黙る子の横顔は大人びている
13
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夏深
野の花に誘われてゆく秋の土手疲れしこの身の置き処あり
12
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夏深
虫の音が秋を奏でりありのまま生きたいこの身調べに任せ
7
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KEN
行く水の 岸の溝蕎麥 笑みかけて うつつを流す 時も弛まむ
11
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名鈴
山鳥も 鳥座で羽交ひに 温みては 朝ぼらけまで さね離れぬべし
15
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名鈴
暁の 別れに我に 添ひなくは 嗄れ嗄れなりし 庭のまつ虫
11
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千映
竹のよな爪の形が素敵だと褒められ写真の母に伝える
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