稲千代のお気に入りの歌一覧
ななかまど
お彼岸のおおき人出に戸惑いぬ彼岸は西に此岸は東
7
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KEN
行く水の 岸の溝蕎麥 笑みかけて うつつを流す 時も弛まむ
11
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KEN
浮かれ女の 心虚ろの 手招きや 風無き彼岸 白萩枝垂れ
12
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名鈴
暁の 別れに我に 添ひなくは 嗄れ嗄れなりし 庭のまつ虫
11
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名鈴
わが魂の 憧れ出でて 松虫の 形となりて 打ち縋るめり
9
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ななかまど
残暑の日わすれそうなり秋彼岸無縁仏に野の花の供花
10
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みをつくし
華燭手に蒼穹駆けて消え果てし 君し思へば胸いたむなり
23
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滝川昌之
ジングルが導く未来 茅ヶ崎の駅発つ汽車に「希望の轍」
18
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横井 信
秋の田をじっと見守る白鷺の静かな朝はやさしく濡れる
10
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名鈴
絆されて かせで心を おりしあや 間近く寄らば 君に見せなむ
8
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艸介
菩提寺の鐘の響ける西空を 淡く朱に染む秋の夕暮れ
11
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蔓葵
草の原心づくしの秋の色に露こそ結べ夢はむすばず
10
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滝川昌之
ホバリング何千匹で支えても落ちる入り日を止めれぬトンボ
16
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ななかまど
黄金の穂ぬれて秋星満つるとき秋の心がわが裡に住む
13
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KEN
花の頃 偲び匂へど 不言色 秋夜の静寂 落ちる櫻葉
10
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ななかまど
スーパーの焼きいも買いて手に持てばくどの温もりよみがえりくる
12
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夏深
虫の音に連れ戻されし故郷の秋や恋しき遠くにあれば
11
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名鈴
雨も闇も 障らぬものと ならはして しとど濡れ来る 愛しき君
12
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みをつくし
草千里はろばろ広し阿蘇の空 鳥にしあらねば汝を求め得じ
20
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ななかまど
ホシガラス山を見れども飛びたたず友もおおかた山はなれたり
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