稲千代のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ドングリをむさぼる栗鼠のホッペタの小刻み止まず幸せいっぱい
13
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草木藍
血の滲む足に刺繍の沓置ける優しき中国人にただ涙せり
3
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みをつくし
秋萩に玉の白露滿ち滿ちて 遠つ祖待つ台所坂
21
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宇佐木芙和子
熒惑の明々燃ゆる瞬きに指を翳さば紅玉の如し
6
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宇佐木芙和子
しきしまのやまと心を求むれば愛でられずとも咲き誇る花
4
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みをつくし
紅き実をはらりと落としつ花水木 移ろふ葉色も艷やかなりし
20
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滝川昌之
物分かり良さげに沈む秋の陽よ粘れば叶う恋もあるのに
22
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KEN
はごろもの 柔さの程に 降り染めて 花野宥める 今朝の雨かな
12
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名鈴
君と見る 濡るるもみぢ葉 照り映えて 連れらる遠出 心晴るかす
9
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ななかまど
狛犬の前も後ろも秋の風まつり祝いて幟たつ村
10
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横井 信
まだ雨は降り続いてる離れゆく嵐の足音 ゆっくり眠る
10
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名鈴
君がため 美しくあらむと 覚ゆるに 露けき顔の 御送り悔ゆ
7
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名鈴
誂へし 紅葉襲の 華やぎも 野辺の草には 相応ふものかは
16
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ななかまど
唐突に空に穴ある心地してビニール傘をたたき降る雨
13
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滝川昌之
野分去り薄日を得ての祝い膳 義母の傘寿に雨傘要らず
18
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横井 信
里山の小さな森も秋深く実りけるかな冬鳥の声
14
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みをつくし
うたのわに蹈み來たり居て去りゆきし 歌人の思ひ それぞれありや
28
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滝川昌之
丘陵は穏やか過ぎる秋の陽に音を失くした武蔵野に在り
13
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横井 信
秋の田に実る稲穂の刈るを待つ朝のひかりに急ぐ叢雲
11
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宇佐木芙和子
鏡越し我と背併せ髮結へば櫛を飾るる玉響煌ら
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