稲千代のお気に入りの歌一覧
名鈴
虫すらも 身をふるはせて 呼ばふもの 夕されば君 恋をささめけ
18
もっと見る
トウジさん
独居には寂しさ増しぬ暮時の 遠雷低く鳴る空の涯
13
もっと見る
名鈴
大学は 事の外なり 師と友と 近付きたきが 文のみ通ふ
11
もっと見る
名鈴
平安の 世は冷えにけり 色衣 引き重ねては 清らを尽くす
11
もっと見る
ななかまど
新たなる生活様式さけられず会いたき人に会えぬ七夕
11
もっと見る
滝川昌之
流れくる手持ち花火にはしゃぐ声かすかに煙り夏を締めゆく
19
もっと見る
横井 信
昨日よりひかり増してく上弦の月に照らされ虫の合奏
12
もっと見る
滝川昌之
片方の夫婦茶碗を仏壇へ手向ける叔父の心細さよ
17
もっと見る
名鈴
萎ゆる草 雨を賜へと 鳴神に 額突きたれど 雲率て去につ
10
もっと見る
ななかまど
南へとアサギマダラは旅たちぬ刷り込まれたる命の形
11
もっと見る
名鈴
夏の夜の 花火の集ひも なかりけり 戯るる声せで 虫すだくのみ
13
もっと見る
うすべに
荒れ狂う雷去ってふうりんに 競う虫の音ひとときの秋
10
もっと見る
滝川昌之
親として背負ったものと降ろすものおろしきれない子の温もりよ
16
もっと見る
KEN
秋虫の 歌は尚冴ゆ ぬばたまの 山影の上 鼓の音に
12
もっと見る
名鈴
あな畏 勾玉纏ふ 貴人は 奇しき神気 世に現すよ
12
もっと見る
名鈴
夏負けに 功能ありげなる 味はひよ 到来物の 金山寺味噌
14
もっと見る
名鈴
奇を衒ふ 読本ならで 現にて えしもやあらぬ 事ぞ起れる
15
もっと見る
水紫
幾たびも告白の瞬間のシミュレーション贈る一首に膨らむ想像
3
もっと見る
名鈴
都より 遥かに南 琉球が 海風故か 暑気軽しらし
11
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13