稲千代のお気に入りの歌一覧
つばす
何時の間にかシャワーの温度二度上がり 君の袖丈少し長くなり
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草木藍
産直もゲートボールも奪われて鬱となりぬ義母コロナ禍に
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名鈴
堪え難き 恋の憂さをば 軽めたし 忘れ草こそ 下帯に付けめ
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滝川昌之
暑すぎた夏のせいだと気づかずに消える日焼けのごとき恋なら
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みをつくし
花散りて ひかり増すごと募りしか 風に綾なす若葉のさざめき
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みをつくし
いと口惜し 同じ學舎に呼吸して 君知らずしてひととせが經ち
20
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ななかまど
長雨と酷暑に耐えし稲の穂に涼風ふいて金の鈴鳴る
15
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蔓葵
秋されば三輪の庵の霧ふかみしるしも見えずすぎの山本
10
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蔓葵
この秋はいづこの関も吹きとぢて夜の錦を着ぬ山ぞなき
12
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蔓葵
いにしへは人を待つとて置く霜を今日は枕にむすぼほれつつ
11
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蔓葵
いつしかと月まつ虫の声はして名もなきともの浦風ぞ吹く
13
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みをつくし
汝が羽織る薄紅淡きカーディガン 舞ひ散る落ち葉地に暖かし
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名鈴
さねかづら 君が解れ毛 掻い繕ひ 送る朝こそ いと愛しけれ
12
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ななかまど
峰々をいまも飾るらむ若き日の季節を共に揺れし花ばな
12
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滝川昌之
西窓を護り続けた葉と蔓と褪せたゴーヤに添うあかね雲
22
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KEN
附子の花 命の水に 浮かべ干し 癡れて登らぬ 雅各の梯子
11
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艸介
颱風の去りし川面に静かなる 輪を浮かべつつ行く秋茜
14
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名鈴
捩ぢ寄りて 君がはぎにぞ 触るる夜は 逢はぬ間の憂さ たちまちに消ゆ
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名鈴
焚き松を 標に掲げむ 日も落ちて 君賤の家を 探し迷ふや
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滝川昌之
褐色の日本娘は打ち返す種の差別へと抗議のスマッシュ
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