艸介のお気に入りの歌一覧
茂作
秋やいま われふる里に歸るらむ 山の堅木は色を染めしや
18
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トウジさん
月草に混じりて咲きし彼岸花お墓参りも想ふ秋かな
12
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滝川昌之
次の雨が秋の空気を呼ぶという予報士信じて止む蝉しぐれ
16
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痴光山
秋彼岸妹を送りて三十路増し孤なる刻字を指でなぞりぬ
9
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草木藍
忙しない日々を逃れてゆっくりと乗ってみたいなあの観覧車
12
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萱斎院
あきぎりのよをへだてつるうぢ山の いほ打つ音は木の葉なりけり
8
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茂作
彼岸入り空に三つ四つ蜻蛉かな 秋のにほひの風に吹かれて
18
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恣翁
雷雨去り 濡れたる砂に月明かり 爽やかな風渡る宵かな
16
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舞
秋桜は 雨に打たれて ひと雫く 揺れて落として また雨をため
11
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KEN
秋風に うたかたの波 蕎麥の花 蝶は刳舟 潮路に迷ふ
11
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恣翁
遙けきを聴かむとすがに 犬頭を傾げて 息を凝らしたるらし
14
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KEN
綿毛へと 夢を紡ぎて のぼろ菊 風の形を 空に描かむ
13
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茂作
ただす森 鴨のいをりのうつれども ただに變はらぬ清き川水
16
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横井 信
国道のずっと向こうの堤防を目指す歩みに広がるみどり
12
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杜鵑草
そらそうよ十八年も待ちにけり今年のアレを頼みてぞ見し
7
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睡密堂
弓弦消ゆ下弦の月に何ごとも願うことなし祈ることなし
7
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小林道憲
ありあまる時間をわれは苦しみて 空に眺むる 街の夕暮れ
5
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うすべに
夕映えの空をうつして葉のかげに ほんのり頬をそめる柿の実
14
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滝川昌之
甘味屋の「氷」の旗はくたびれてまだ吊るされる彼岸まではと
16
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茂作
秋の夜といへども聞かぬ蟲の聲 軒洩る雨の音ばかりして
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